ブルゴーニュ/ Bourgogneのぶどう畑は、歴史的にも、世界的にも著名な偉大なるワインを産出してきました。
最も有名なプルミエ・クリュ/Premier Cruとグラン・クリュ/Grand Cru以外にも、すばらしい地域名アペラシオン/appellations Régionaleと村名アペラシオン/appellations Villageが数多く存在しています。
84*のアペラシオンで彩られたあなたの探検はまだ始まったばかりです!
*ブルゴーニュ/Bourgogneは長い間100のAOCとお伝えしてきました:
これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l’AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。
赤ワインのみ: Pinot Noir
通説に惑わされてはいけない。19世紀に有名になった Pommard のイメージはは力強く強烈なワイン、というものだった。実際はterroirs、醸造法、熟成によって、 このワインは繊細さを豊富にもつのである。色はルビーから赤紫の濃い色で、淡い紫を帯びたところはヴィクトル・ユーゴーの「これは夜と昼との戦いだ!」という語を思い出す。ブラックベリー、青カビベリー、スグリ、チェリーの核、熟したプルーンの香りを放つ。ときとともに野性味を増すこともある。熟成するとなめし革、チョコレート、胡椒の香りが現われる。充分花開くには寝かせる時間が必要である。そうすれば、まろやかなテクスチャー、デリケートであるがしっかりしたストラクチャー、果実味が口蓋を満たし、ごつごつしたタンニンの角も取れるだろう。リッチ?もちろん。
赤: Côte de Beaune を代表する銘醸ワインで、タンニンがどっしりして凝縮しているので野性味のあるジビエ(蒸し煮またはロースト)と相性がよい(特にプルミエ・クリュ)。厚めに切ったビーフステーキ、ラム、チキンシチュー、ウナギの蒲焼なども、締まったタンニンと凝縮したアロマと相乗する。個性あふれるチーズの époisses、langres、soumaintrain とよく合うし、comté にも向く。
サービス温度: 14~16℃
数世紀に渡りブルゴーニュを代表する銘醸ワインであり、しっかりした赤、ブーケ、堅固で、期待を裏切らない。Pommard という名は力強い響きである。グラスも口のなかも、これだけで一杯になる。畑はコート・ド・ボーヌの Beaune と Volnay の間に位置し、畑や美しい家々が並ぶ斜面は、やや西のオータン側に傾いている。かつてはブルゴーニュ公、シトー修道院などの宗教団体、マレー・モンジュらの名家に属していた。中世から、ポマールは「ボーヌのワインの花」と形容され、モデルとなってきた。Pinot Noir から造る赤ワインのみで、AOC認定は最も早い1936年であった。
一番低い畑は古い堆積土で、中腹は岩破片の小石の多い粘土石灰質で排水がよい。さらに上部はオックスフォーディアン(ジュラ紀)の泥灰土で、カルシウムの褐色土壌と褐色石灰岩の土壌。酸化鉄のため赤くなっている個所もある。日照は東と南向き。標高は250~300m。
VIGNOBLE DE LA CÔTE DE BEAUNE
村名アペラシオン/Appellation Village
生産地域:Côte de Beaune
生産コミューン:Pommard
プルミエ・クリュのClimatsが28あり、なかでも最も有名なのはLes RugiensとLes Épenotsである。
アペラシオンPOMMARDとPOMMARD PREMIER CRUはアペラシオン名の後ろにClimat名を記載できる。
1 hectare (ha) = 10 000 ㎡ = 24 ouvrées
325.65 ha (うち 121.98 ha は Premier Cru )
1 hectolitre (hl) = 100 litres = 133 本
12 996 hl (うち4 558 hl は Premier Cru )