ブルゴーニュ/ Bourgogneのぶどう畑は、歴史的にも、世界的にも著名な偉大なるワインを産出してきました。
最も有名なプルミエ・クリュ/Premier Cruとグラン・クリュ/Grand Cru以外にも、すばらしい地域名アペラシオン/appellations Régionaleと村名アペラシオン/appellations Villageが数多く存在しています。
84*のアペラシオンで彩られたあなたの探検はまだ始まったばかりです!
*ブルゴーニュ/Bourgogneは長い間100のAOCとお伝えしてきました:
これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l’AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。
ほぼ全て赤ワイン: Pinot Noir
白ワイン: Chardonnay
赤はキイチゴのようなルビー、ときにはより濃い色で、紫を帯びていることもある。ブーケはフルーツ(カシスの若芽、スパイシーな赤い果実から砂糖漬けまで)。フレッシュで甘草の香りもあり、オイリーで胡椒の風味もある。3~4年は寝かせておける充分な酸もある。恵まれた年であればもう少し長く置いてもよい。タンニンはしっかり存在するが、溶けてなめらかで力強さがある。白はデリケートな黄金色で白い花(サンザシ、アカシア、スイカズラ)の香りを放つ。ときとともに火打石、蜂蜜の香りが現われ、このワインの特徴となる。しなやかで繊細、力強さはないが、洗練されたディテールをもつ。1997年のサン・ヴァンサンの巡回祭りから、白でも赤でも愛好家の人気が高くなっている。
赤: タンニンがしっかりしたストラクチャーはデリケートで繊細である。鶏、赤身肉、焼き鳥、春巻、スペアリブの網焼き、豚のバーベキューなどが、スパイシーでフルーティなワインと合う。
サービス温度: 14~16℃
白: 花の香りが際立つ繊細なワインで、野菜をベースにした冷製メインディッシュ、アンティパスト、魚のテリーヌなどと合う。高級な魚をシンプルに蒸し焼きしたもの、まながつおの西京焼きなどもフローラルなワインの香りと合う。生来の生き生きした特徴は、cantal、gouda などの圧搾チーズがもつ酸味と合う。
サービス温度: 12~13℃
Maranges の畑(赤ワインの Pinot Noir が大部分、白ワインの Chardonnay も少し)はコート・ドール県とソーヌ・エ・ロワール県の橋渡しとなっている。Santenay の横にあり、多くの高評価のcru を共有している。1988年よりAOC Marangesの認定を受け、Cheilly-lès-Maranges, Dezize-lès-Maranges, Sampigny-lès-Marangesの3つの村で産出。穏やかで特徴のある景観である。ブルゴーニュの偉大な作家アンリ・ヴァンスノが感動を込めて、陽気な魂のこの小地方を描写している。古いぶどう農家の家々が美しい。まさに絵になる光景である!
Côte de Beaune 地区と連続した斜面ではないが、同じ地区名で地質は同様である。多様な丘と谷が連続している。南南東向きの斜面は標高 240~400m の間にある。コザンヌ渓谷にあるCheillyは小石まじりの軽い表土である。Sampigny とDezizeは Santenay 南部のClimats (固有の terroirs にある lieux-dits )を共有している。褐色の石灰質と石灰質の泥灰土がその特徴である。
VIGNOBLE DE LA CÔTE DE BEAUNE
村名アペラシオン/Appellation Village
生産地域:Côte de Beaune
プルミエ・クリュのClimatsが6つある。
生産コミューン:Cheilly-lès-Maranges, Dezize-lès-Maranges, Sampigny-lès-Maranges
このアペラシオンはすべてコート・ド・ボーヌ地区:Côte de Beauneになる。
アペラシオンMARANGESとMARANGES PREMIER CRUはアペラシオン名の後ろにClimat名を記載できる。
1 hectare (ha) = 10 000 ㎡ = 24 ouvrées
赤: 152.50 ha (うち 77.96 haはPremier Cru )
白: 8.34 ha (うち 2.65 ha は Premier Cru )
1 hectolitre (hl) = 100 litres = 133 本
赤: 6 777hl (うち 3 345 hl は Premier Cru )
白: 363 hl (うち 97 hl は Premier Cru )