ブルゴーニュ/ Bourgogneのぶどう畑は、歴史的にも、世界的にも著名な偉大なるワインを産出してきました。
最も有名なプルミエ・クリュ/Premier Cruとグラン・クリュ/Grand Cru以外にも、すばらしい地域名アペラシオン/appellations Régionaleと村名アペラシオン/appellations Villageが数多く存在しています。
84*のアペラシオンで彩られたあなたの探検はまだ始まったばかりです!
*ブルゴーニュ/Bourgogneは長い間100のAOCとお伝えしてきました:
これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l’AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。
赤ワインのみ: Pinot Noir と César。
César (Appellation Irancy の約5ha)はローマ軍によってヨンヌ県にもたらされたようだ。生命力の強い品種で、円錐形で大きな球状の黒い実をつける。César だけでは非常に色の濃い、赤い果実の香りの、タンニンが過剰なワインになる。
Pinot Noir から造る赤ワイン。特徴は、Irancy の伝統的な品種である César を10%までまぜてもよいこと。タンニンが豊かで、色が濃く、この品種を使うことで、愛好家にとって興味深い特徴を現わしている。Pinot Noir のみを使った場合と、César をまぜた場合でワインのニュアンスは異なる。しっかりとした紫紅色で、ガーネット色を帯びていることもあり、ブーケは非常にフルーティ(カシス、酸果桜桃、キイチゴ、ブラックベリー)。さらに花の香り、甘草、胡椒が加わる。口に含むとタンニンが溶けて、しっかりしたストラクチャーでビロードのようである。酸がしっかりしているので、3~10年は保存できる。
赤: 堅固だが心地よいワインで、力強い肉の風味とよく合う。豚のスぺアリブやバーベキューの肉は、力強いタンニンとアロマによくマッチする。鶏のシチューもよく合う料理である。またパテのパイ包み焼き、鰹のたたきはIrancyとぴったり。タンニンがこれらの料理のテクスチャーとバランスをとる。チーズはcamembert,、cantal、chaource、soumaintrain。
サービス温度: 15~18℃
グラン・オーセロワ地区で、Irancy はオーセールの南に15km、Chablis の南西に位置し、ヨンヌ川の右岸にある。オーセロワでも最も典型的な村の一つである。荘厳な教会、建築家G.スフロ(パリのパンテオン)の生家、ぶどう栽培家の美しい家並みが目をひく。昔から評価の高かったワインで、1999年に村名アペラシオンIrancy 認定を得て、価値が確定した。
ぶどう畑の斜面に囲まれた盆地で、ここから台地が始まり、麓をヨンヌ川が流れる。キメリジャンの泥灰土であることが多く、褐色の石灰質の表土ではPinot Noir がよく育つ。標高は130~150m。日照の向きはさまざまで、南/南西が多い。いくつかの terroirs は、昔から知られ、評価が高かった。
VIGNOBLES DE CHABLIS ET DU GRAND AUXERROIS
村名アペラシオン/Appellation Village
生産地区:Auxerrois
生産地域:Chablis & Grand Auxerrois
ラベルにはIrancy の下にClimat名を記載できる。
生産コミューン:Irancy, Cravant, Vincelottes
1 hectare (ha) = 10 000 ㎡ = 24 ouvrées
154.24 ha
1 hectolitre (hl) = 100 litres = 133 本
7 370 hl