Chambolle-Musigny シャンボール・ミュジニィ

ワインの特徴

Chambolle-Musigny は Côte de Nuits 地区の赤ワインのなかで最も ≪女性的≫と形容されることが多い。凝縮した繊細なワインでエレガント。生き生きとしたルビー色で後光が射し輝きがある。その光沢を守りつつ、色調が濃くなることもある。スミレ、小さな赤い果実(イチゴ、キイチゴ)の香りは典型的な特徴。熟成を経るとスパイシーで熟した果実、プルーンまたはトリュフ、森の下草、動物香を伴う。リッチでブーケが華やか。複雑で、絹やレースのような感触が口蓋を満たし、肉づきは洗練されているが、堅固で長命な骨組みを保つのを妨げない。かなり甘味があり、酸は強くなく、タンニンはまろやか。

ソムリエのおすすめ

パワーがありながら女性的なワインなので、洗練された風味のよい料理、メゴチやハゼの天ぷら、 ブレス産雄鶏、仔羊のローストなどと合う。仔牛のローストの繊細なテクスチャーは、 Chambolle-Musigny (特にプルミエ・クリュ)の凝縮したシルキーなタンニンに包み込まれる。チーズはマイルドなBrillat-Savarin、reblochon、cîteaux、vacherin、brie de meaux、chaource などがおすすめ。
サービス温度: 若いうちは12～14℃、熟成させたものは14～16℃

位置

Côte de Nuits にある小さな村で、この土壌があまりにもすばらしかったので、面積を広げる考えは毛頭なかった。円周5mの菩提樹のスペースを増やしただけである。もともとシトー修道院に属し、すばらしい2つのグラン・クリュを有する。Morey-Saint-Denis に隣接する Bonnes-Mares と Clos de Vougeot の上部にある Musigny である。名声高いプルミエ・クリュ Les Amoureuses は、村で最も美しいキュヴェといわれる。AOC認定は1936年9月で、フランスでも先発組である。

テロワール/Terroir

標高 250～300mの東向き斜面。土壌はそれほど厚くなく母岩が出ていることもある。硬い石灰岩にある無数の割れ目を通じて、ぶどうの樹はジュラ紀の下層土により深く根を張っている。谷の下部では岩の塊や小石が排水を助ける。

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