ブルゴーニュ/ Bourgogneのぶどう畑は、歴史的にも、世界的にも著名な偉大なるワインを産出してきました。
最も有名なプルミエ・クリュ/Premier Cruとグラン・クリュ/Grand Cru以外にも、すばらしい地域名アペラシオン/appellations Régionaleと村名アペラシオン/appellations Villageが数多く存在しています。
84*のアペラシオンで彩られたあなたの探検はまだ始まったばかりです!
*ブルゴーニュ/Bourgogneは長い間100のAOCとお伝えしてきました:
これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l’AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。
白ワイン:シャルドネ/Chardonnay
赤とロゼワイン:ピノ・ノワール/ Pinot Noir
赤ワインは、 ガーネットがかった赤色で、生き生きとした赤のトーンがある。香りには、カシス、魅惑的な赤いバラ、チェリー、イチゴ、甘草のニュアンスに、ブルーベリー、アイリス、スミレの花、コショウ、ミントも感じられる。味わいはみずみずしく、多少ともしっかりとした造りで、噛めるようなタンニンと果実味のボリューム感を与える泥灰岩のミネラル感が特徴。これが、塩味のある余韻へと続き、チェリーや甘草の香りで引き立てられる。
白ワインは、 強烈な淡い黄色から、淡い黄色がかった黄金色で、銀色を帯びた黄緑色のトーンがあり、流動性もある。香りには、アカシアの花、セイヨウサンザシの花、レモン、マルメロ、リンゴ、洋ナシ、白桃、アーモンドのニュアンスに、コショウ、甘草、スイカズラも感じられる。味わいは爽やかで、ふくよかな果実味の質感とバランスが取れており、泥灰岩のミネラル感にわずかに包まれている。塩味があり溶けるような余韻は、軽やかで、レモンやマンダリン、白い果実の香りが感じられる。
赤ワイン : はつらつとした果実味と味わいのボリューム感は、たっぷりとした、楽しい料理と合う。アペリティフの時に、豚や鴨のリエットや、温かくしてサーブされるパイ皮包みのパテと共に。鶏肉のポーピエットやコック・オー・ヴァン、ウフ・アン・ムーレット、網焼きにした肉、子羊のコートレットの網焼き、ロールキャベツ、スペアリブとレンズマメとも、うまく合う。子牛のヒレ肉の甘口カレーソース、子羊のもも肉、鴨のパルマンティエ、はちみつやチェリーを添えたウズラ、鴨の胸肉のグリオットチェリー添えとの相性にも驚かされる。チーズは、柔らかくクリーミーなものを選ぶとよい。ブリ、カマンベール、ブリヤ・サヴァラン、フレッシュなスーマントラン、モルビエ、ルブロションなどである。冷たいイチゴのスープで、テイスティングを締めくくるのも良い。
サービス温度 : 14 ~ 16°C
白ワイン : 若く生き生きとしているので、塩味のあるタパスとのアペリティフを楽しくしてくれる。例えば、ブルーチーズとトーストしたパンのアリュメット、メロンとアボガドのサルサのトルティーヤ、クリームとレモンに漬けたモッツァレラ、ローズマリーを使った一口サイズのヤギのチーズ、グアカモーレ・オー・キノア、ニンジンのサラダのオレンジジュースがけ。その後に、鮨、サーモン・マリネ、ソテーした小エビのパイナップル添え、野菜炒め、魚のロースト野菜添え、ブランケット・ド・ヴォーと続く。2 ~ 3年熟成させた後は、その円みと密度の高まりにより、魚のソース料理や、甲殻類のクリームソース、骨付きの子牛肉のドフィネ風グラタン添えなどの、しっかりとした料理と合う。チーズは、ブルーチーズ、ヤギのチーズ、コンテの類が良い。
サービス温度 : 10 ~13°C
ぶどう畑は、石灰岩の断崖のふもと、マランジュからラドワ・セリニィまでの西側、コート・ド・ボーヌ/ Côte de Beauneに垂直の一連の渓谷の日当たりのよい斜面に位置する。オート・コート・ド・ボーヌ/ Hautes Cotes de Beauneのワインは、1180年のフィリップ・オーギュスト(フィリップ2世)の戴冠式の際に飲まれた。ぶどう畑は、フィロキセラまでは、19世紀の経済発展に関連して拡大を続けた。1910 年から1936年の間に、ぶどう畑の半分が失われた。ぶどう畑の再建は、1945年のオート・コート・ド・ボーヌ/ Hautes Cotes de Beauneの保護組合の再設立により具体化した。その結果が、1961年8月4日にAOCとして認められた。
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ/BOURGOGNE HAUTES CÔTES DE BEAUNE の畑は、石灰岩の台地を切り込む谷や小さな谷の南、南東向きの斜面に広がる。標高は、290 ~ 485 mで、コート・ド・ボーヌ/ Côte de Beauneよりも、100~200 m高い。これにより、ぶどうの成熟は、より遅くなり、収穫は平均一週間ずれる。下土は、三畳紀(砂岩、粘土)とジュラ紀(泥灰岩、石灰岩)の間、8000万年の間に堆積した地層である。
VIGNOBLE DE LA CÔTE DE BEAUNE
地域名アペラシオン/Appellations Régionales のブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ/BOURGOGNE HAUTES CÔTES DE BEAUNEは、スティルワインの白、赤、ロゼが認められており、1961年以降、境界が画定された地域の内部、29のコミューンで生産される。
生産中の栽培面積 :
赤とロゼ: 650 ha
白 : 138 ha
赤 : 4 306 000 本
白 : 880 000 本
ロゼ : 10 000 本