ブルゴーニュ/ Bourgogneのぶどう畑は、歴史的にも、世界的にも著名な偉大なるワインを産出してきました。
最も有名なプルミエ・クリュ/Premier Cruとグラン・クリュ/Grand Cru以外にも、すばらしい地域名アペラシオン/appellations Régionaleと村名アペラシオン/appellations Villageが数多く存在しています。
84*のアペラシオンで彩られたあなたの探検はまだ始まったばかりです!
*ブルゴーニュ/Bourgogneは長い間100のAOCとお伝えしてきました:
これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l’AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。
VIGNOBLES DE CHABLIS ET DU GRAND AUXERROIS
地域名アペラシオン/Appellation Régionale
生産地区: Auxerrois
生産地域: Chablis & Grand Auxerrois
CÔTES D’AUXERREをBOURGOGNEとともに記載できるのは、このアペラシオンの特定された区域内で生産される赤、白、ロゼワインに限られる。
生産コミューン:Augy, Saint-Bris-le-Vineux, Auxerre, Vaux, Champs-sur-Yonne, Quenne, Vincelottes
ラベルには、CÔTES D’AUXERRE は BOURGOGNEのすぐ後ろに記載しなければならない。
1 hectare (ha) = 10 000 ㎡ = 24 ouvrées
赤: 113.85 ha
白: 79.07 ha
1 hectolitre (hl) = 100 litres = 133 本
赤: 5 505 hl
白: 3 942 hl
赤とロゼワイン: Pinot Noir
白ワイン: Chardonnay
赤は凝縮したルビー色で、チェリー、キイチゴ、樹齢が高いものは黒い果実の香り。いずれも微妙なミネラルを感じる。この複雑な香りは口に含むと、ほのかな甘草、野生のチェリーやイチゴになる。しなやかでシルキー、ふくよかで、完全でとても心地よいワインである。
白は輝きのある黄金色、ときに緑を帯びていることもある。アタックはアーモンド、ヘーゼルナッツ、白い花の香り。好ましいワインだが、短期間で力強くなり、ミネラルは常に存在する。熟成中にドライフルーツや森の下草の香りを伴い、アロマが豊かになる。
赤: 魅力があり香り高く、骨格があるというよりはビロードのタッチがあり、鶏のワイン煮込み、北京ダックと相性がよい。豊かな香りは内臓料理、特に仔牛のレバーとよく合い、レバーのなめらかさがワインの溌剌さと調和する。
サービス温度: 14~15℃
白: すっきりしてミネラルが際立ち、デリケートで柔らかなテクスチャーの、魚のタルトやつみれ、白身魚、銀杏の天ぷら、ナス料理などと合う。
サービス温度: 11~12℃
Auxcerreの畑は、サン・ジェルマン修道院とパリに近いこともあって、非常に古くから高い評価を得ていた。しかしそこで終わったわけではない。Auxerre, Vaux, Champs-sur-Yonne, Augy, Quenne, Saint-Bris-le-Vineux, Vincelottes のコミューンは、アペラシオン Bourgogne のなかでも Côtes d'Auxerre と限定できる権利を 1993年に獲得した。実際それぞれの畑には異なる個性がある。 県名になったヨンヌ川の両岸に畑がある。
この畑はブルゴーニュへ誘う黄金の門であり、ジュラ紀後期(キメリジャンとポートランディアン)の地質である。