ぶどうは多年草の植物です。すなわち、年間の生長サイクルをもちます。ぶどうは冬の終わりに目を覚まします。土壌が徐々に暖かくなり、日照時間が長くなると、樹液が上昇し、剪定された枝の先で玉のような雫を形づくります。これがいわゆる、ぶどうが「泣いている」、つまりぶどうの「涙」と呼ばれるものです。こうして、新しい収穫年が始まります。この生長サイクルは収穫後、晩秋に終わりを迎えます。ぶどう樹は落葉し、次の収穫年を誕生させる力を蓄えるために、再び眠りにつきます。
ぶどう樹の年間生長サイクルは主に10段階あります(バギオリーニ氏による)。その様子を画像で確認してみましょう。