ブルゴーニュ/Bourgogneワインの香りを満喫するために、適正温度で味わいましょう。この温度は、ワインの色合いとアペラシオンによって異なります。すべてのワインにおいて、その精緻な特徴を引き出すために、熱過ぎず、冷た過ぎない温度で提供しましょう。
ブルゴーニュ/Bourgogneワインは、繊細な飲みものです。その多彩なアロマを味わうためには、適正温度での飲用が重要です。
まずなによりも、高温はワインの最大の敵であることを覚えておいてください。ブルゴーニュワインスクール/École des Vins de Bourgogneのワイン専門家、ジャン=ピエール・ルナールは、「18℃以上のワインは、ワインに含まれるアルコールに起因する焼けるような側面を増幅させてしまう」と言っています。さらに、「鈍い」感じ、すなわち、平板で溌剌さに欠けたワインにしてしまいます。
逆に、ブルゴーニュ/Bourgogneワインを冷やし過ぎるのもいけません。赤ワインであれば、「タンニンを強く感じ厳しい」味わいになってしまいます。つまり、すこし固くやや酸味が協調され、その香りを充分に表現できなくなってしまいます。また、白ワインの場合は、白い花の繊細な香りを「麻酔」で麻痺させてしまいます。
ワインの色合いと特徴に合った提供温度を知り、ワインの風味と豊かな香りをさらに見つけましょう。