Ladoix ラドワ

ワインの特徴

赤: 輝きのあるガーネット色で、紫を帯びている。キイチゴ、チェリーの砂糖漬けまたはオー・ド・ヴィ漬け、熟した果実の香りがある。ほかに植物(ニワトコ)、スパイス(クローヴ)、コーヒー、カカオなども感じられる。口に含むとまろやかで、豊満で、しっかりしたストラクチャーと円みのあるビロードを感じ、タンニンもほどよくある。
白: 明るい黄金色、または麦藁色。アロマはアカシアにバターのアクセントがある。プルーン、熟したリンゴ、カリン、イチジク、スパイシーな洋梨などのクラシックな香り。生き生きとして堅固であるが、その躍動はうまく抑制されている。豊満さとオイリーさが生来のフレッシュさとよくバランスをとっている。熟成させると甘さも生まれる。

ソムリエのおすすめ

赤: シルキーなタンニンとまろやかなテクスチャーなので、繊細なフレーヴァーの繊維質の多い肉 、またはかます杉板焼きもよく合う。野鳥とワインのビロードのようなタンニンとの相性がよい。肉づきのよさは口のなかでカレーのスパイスを緩和する。また香りのある前菜、野菜のマリネとも合う。vacherin、reblochon、 cîteaux などのマイルドなチーズと合わせる。
サービス温度: 15～ 16℃
白: 広がりがあり、たくましいので、貝のヨード分と合い、サザエの壺焼きやシーフードの料理と合う。アジア料理と合わせると、コクの強さが魚やエビ料理のスパイスの強さを緩和する。青カビチーズ、chèvre、 gruyères がおすすめ。
サービス温度: 11～12℃

位置

ディジョンから来ると、ここからCôte de Beaune がはじまる。Ladoix は Aloxe-Corton や Pernand-Vergelesses とともに、コルトンの斜面の有名なワイン( Corton と Corton-Charlemagne )を生産する栄誉を分かち合っている。AOCは1937年に認定、Pinot Noir と Chardonnay は最適の terroirs で、魅惑の赤、白ワインになる。

テロワール/Terroir

斜面上部は小石の多い赤色(鉄分を含む魚卵状石灰岩)、石灰質、泥灰土の土壌。偉大な白ワインを産出する。斜面中腹は褐色の石灰岩、ここも赤色で、火打石の破片を豊富に含む。コクがあり力強い赤ワインを産出。山麓は粘土が多くなり、赤の力強さを緩和する。日照は東、南東、南向き。標高は230～325 m。

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